本学会は学会賞、学術奨励賞を設けており、理事長、会長および理事は学術集会での発表者の中より優秀な研究業績を報告した者を選出し、賞を授与する。
学会賞・学術奨励賞受賞者 (2005年〜)
賞 |
受賞者名/所属先 |
演題名 |
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第33回
(2005年) |
学会賞 |
佐藤 宏 (鳥取大学農学部 獣医学科獣医薬理学教室) |
インドメタシンによる小腸潰瘍形成における 不溶性食物繊維の役割 |
奨励賞 |
中村 哲也 (慶應義塾大学外科) |
Cysteamin 十二指腸潰瘍モデルにおける Candida albicans 感染の影響と抗真菌薬の効果 |
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第34回
(2006年) |
学会賞 |
林 裕二郎 (大阪大学大学院 保健学専攻機能診断科学) |
間葉系幹細胞は胃潰瘍治癒を促進する |
奨励賞 |
秋葉 保忠 (WEST LOS ANGELES VA MEDICAL CENTER) |
TRPV1knockoutによる胃粘膜保護作用 | |
第35回
(2007年) |
学会賞 |
畑尾 香菜 (鳥取大学農学部 獣医学科獣医薬理学教室) |
NSAIDs による小腸粘膜損傷の形成における ロイコトリエンの役割 |
奨励賞 |
佐藤 翔吾 (千葉大学大学院薬学 研究院薬効薬理学講座) |
ラット胃粘膜初代培養細胞のタイト ジャンクション(TJ)バリアに対する温度感受性 TRPV1,M8,A1チャネル作動薬の作用 |
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第36回
(2008年) |
学会賞 |
小野 尚子 (北海道大学病院 光学医療診療部) |
低用量アスピリンによる胃十二指腸障害と H.Pylori 感染の検討 |
奨励賞 |
石田 久美 (大阪医科大学第2内科) |
マウスDSS誘発腸炎におけるキマーゼ依存性MMP-9活性の役割について | |
第37回
(2009年) |
学会賞 |
該当者なし | |
奨励賞 |
高橋 哲史 (北里大学薬学部 病態解析学) |
Helicobacter heilmannii 臨床株の分離と 病原性の検討 |
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第38回
(2010年) |
学会賞 |
細見 周平 (大阪市立大学大学院 医学研究科消化器内科学) |
炎症性腸疾患(IBD)における末梢血末熟形質 細胞のケモカインレセプター発現の検討 |
奨励賞 |
田嶋 公人 (城西国際大学薬学部 薬理学研究室) |
麻酔下ラットにおけるTransient receptor Potential A1チャネル活性化薬アリルイソチオシアネート による胃粘膜血流の増大反応 |
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第39回
(2011年) |
学会賞 |
該当者なし | |
奨励賞 |
佳山 里沙 (東京理科大学薬学部 臨床薬理学) |
食品に含まれる脂肪酸が大腸腫瘍発生に 及ぼす影響 |
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第40回
(2012年) |
学会賞 | 三枝 慶一郎 (慶應義塾大学医学部内科学 (消化器)) |
腸炎惹起性RORγt非依存的classical Th1細胞とRORγt依存的alternative Th1細胞の発達分化 |
奨励賞 | 天ヶ瀬 紀久子 (京都薬科大学 病態薬科学系 薬物治療学分野) |
乳酸菌市販製剤がロキソプロフェン誘起 小腸傷害に及ぼす影響 |
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第41回
(2013年) |
学会賞 | 田中 健一郎 (慶應義塾大学薬学部 分析科学講座) |
β-(1,3-1,6)-D-glucan(β-グルカン)によるHeat shock protein(HSP)70 誘導機構と 過敏性腸症候群(IBS)に対する効果 |
奨励賞 | 藤原 薫 (大阪医科大学 第二内科) |
ラットNSAIDs起因性小腸粘膜傷害におけるDPP-4選択阻害剤の治癒・予防効果 | |
第42回
(2014年) |
学会賞 | 長崎 幸夫 (筑波大学数理物質科学研究科) |
レドックスナノ粒子の経口投与による 炎症誘起化学発生大腸がんの治療効果 |
奨励賞 | 藤川 佳子 (大阪市立大学大学院 医学研究科 消化器内科学) |
幼少期ストレスが成人期の腸管神経システムと 大腸運動機能へ与える影響 |
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第43回
(2015年) |
学会賞 | 高林 英日己 (埼玉医科大学総合医療センター消化器・肝臓内科) |
Helicobacter Pylori感染胃粘膜でのBone Morphogenetic Protein(BMP) シグナルの役割 |
奨励賞 | 原田 由美 (株式会社ツムラ製品戦略本部 ツムラ研究所) |
六君子湯は、アシルグレリンの増加を介して ストレスモデルラットにおける食後期の胃運動機能低下を改善する |
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第44回
(2016年) |
学会賞 | 野津 司 (旭川医科大学 地域医療教育学講座) |
末梢corticotropin-releasing factorと胃運動 −functional dyspepsiaとの関連について |
奨励賞 | 田中 信 (京都府立医科大学大学院 医学研究科 消化器内科) |
マウス実験大腸炎モデルにおける Secreted Protein Acidic and Rich in Cysteine(SPARC)の役割に関する検討 |
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第45回
(2017年) |
学会賞 | 平田 有基 (大阪医科大学 第二内科) |
高脂肪食中の脂肪酸が引き起こすマウス胃体部の化生性変化 |
奨励賞 | 粂井 志麻 (旭川医科大学 総合診療部) |
グレリンの中枢神経系を介す内臓知覚調節機構 | |
第46回
(2018年) |
学会賞 | 該当者なし | |
奨励賞 | 小出 恵未 (城西国際大学薬学部 薬理学研究室) |
慢性逆流性食道炎モデルラットの下部食道におけるTRPV1発現知覚神経線維の増加 | |
第47回
(2020年)五十音順 |
学会賞 | 徳永 健吾 (杏林大学医学部総合医療学) |
特発性消化性潰瘍の成因検討 ― Helicobacter suis 感染の関連を含めて― |
奨励賞 | 葛本 琢哉 (大阪市立大学大学院医学研究科消化器内科学) |
非ステロイド系抗炎症薬誘発小腸傷害における抗炎症性脂質メディエーター:レゾルビンD1の傷害抑制作用 | |
奨励賞 | 森 英毅 (Translational Research Center for Gastrointestinal Disorders (TARGID), University of Leuven) |
10年間のsitafloxacin, amoxicillin, PPIレジメンによる H. pylori三次除菌療法の効果の変遷および除菌成功因子の解析 | |
第48回
(2021年) |
学会賞 | 内山 和彦 (京都府立医科大学消化器内科学教室) |
潰瘍性大腸炎の再燃における粘膜IL-12発現の関与 |
奨励賞 | 寺谷 俊昭 (慶應義塾大学医学部消化器内科) |
肝臓―脳―腸神経連関を介した新規腸管免疫制御機構の検討 | |
奨励賞 | 野村 慧 (順天堂大学医学部附属順天堂医院消化器内科) |
潰瘍性大腸炎患者に対する家族以外のドナーを用いた抗菌剤併用便移植療法の検討 | |
第49回
(2022年) |
学会賞 | 田嶋 公人 (城西国際大学薬学部 薬理学研究室) |
ワサビ辛味成分アリルイソチオシアネート誘起胃運動減弱モデルにおける消化管運動改善薬の胃運動促進作用 ―胃腸運動改善薬の投与タイミングと摂食条件下の検討― |
奨励賞 | 関 桂子 (ライオン株式会社研究開発本部 薬品研究所) |
NSAIDs起因性小腸粘膜傷害に対するアセトアミノフェンの作用メカニズムの検討 | |
奨励賞 | 北江 博晃 (京都府立医科大学大学院 医学研究科消化器内科学) |
寛解期潰瘍性大腸炎患者のその再燃に寄与する腸内細菌叢の検討 | |
第50回
(2023年) |
学会賞 | 灘谷 祐二 (大阪公立大学大学院 医学研究科先端予防医療学) |
NSAIDs起因性小腸傷害における好中球細胞外トラップ(neutrophil extracellular traps: NETs)と腸内細菌の役割 |
学術 奨励賞 | 船山 拓也 (旭川医科大学内科学講座病態代謝消化器血液腫瘍制御内科学分野) |
脳内oxytocinシグナルの活性化はleaky gutと内臓知覚過敏を改善させる | |
学術 奨励賞 | 今井 仁 (東海大学医学部 健康管理学) |
消化管疾患に対する病原性共生菌(pathobiont)へのIgA応答の理解と臨床応用
―接着性侵入性大腸菌(AIEC)に注目して― |
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準学術奨励賞 | 小林 政義 (ライオン株式会社研究開発本部ウェルビーイング研究所) |
アセトアミノフェンによるNSAIDs起因性小腸粘膜傷害抑制メカニズムの検討 | |
準学術奨励賞 | 安田 剛士 (京都府立医科大学大学院医学研究科消化器内科学) |
早期十二指腸癌患者における十二指腸粘膜関連細菌叢に関する検討 | |
準学術奨励賞 | 沼 圭次朗 (大阪医科薬科大学附属病院第二内科) |
口腔内・腸内細菌叢は寛解期潰瘍性大腸炎の再燃予測のバイオマーカーとなる | |
準学術奨励賞 | 西垣 瑠里子 (名古屋市立大学病院) |
免疫チェックポイント阻害薬関連有害事象(irAE)と考えられた胃炎の2例 | |
第51回
(2024年) |
学会賞 | 梶原 真理子 (京都府立医科大学消化器内科) |
Partially hydrolyzed guar gumはSuccinateを介して大腸粘液産生を促進させる |
学術 奨励賞 | 安田 剛士 (京都府立医科大学大学院医学研究科消化器内科学) |
ウロリチンAは結腸粘液産生を増加させ、腸管バリア機能を増強する | |
学術 奨励賞 | 上田 孝 (東海大学医学部消化器内科学) |
急性出血性直腸潰瘍の臨床的特徴・再出血リスク因子の検討 | |
準学術奨励賞 | 中本 智大 (京都薬科大学薬学部大学院薬物治療学分野) |
Transient receptor potential melastatin 2 (TRPM2) のTh1/Th17誘導を介したTNBS誘起マウス大腸炎の病態における寄与 | |
準学術奨励賞 | 五十嵐 将 (旭川医科大学内科学講座病態代謝・消化器・血液腫瘍制御内科学分野) |
Ghrelinは中枢神経系に作用して腸管透過性亢進を改善し敗血症死を阻止する | |
準学術奨励賞 | 丸山 貴史 (順天堂大学医学部消化器内科) |
過敏性腸症候群併発の潰瘍性大腸炎に対する抗菌薬併用腸内細菌叢移植療法の治療効果の検討 |